観戦記

投稿者

Kia Kaha

2014年02月23日 14:05KO 秩父宮ラグビー場 レフリー 大槻卓
ヤマハ発動機ジュビロ VS 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 天気 晴れ時々くもり / 無風
グラウンド状態 普通
前半 後半 得点 前半 後半 観客 さみしい・・・
1 1 T 0 3 投稿者が選んだマンオブザマッチ
1 1 G 0 2 チーム名
1 3 PG 3 0
0 0 DG 0 0 選手名
10 16 9 19
26 合計 28

フォロー中・・・ シェア中・・・
*facebookにシェアする場合や投稿者をフォローする場合、ログインが必要となります。
「忘れ物を探して、旅は続く」

【提供】
 ラグカフェ編集部の取材メモ
 http://amba.to/1fskPht

トップリーグ史上初の天覧試合となった日本選手権2回戦は、結末の読めない接戦となった。

先日のトップリーグ年間表彰式で清宮監督は、「神戸にはリーグで勝っているので、向こう(神戸)の方がやりやすいのでは」と、話していた。

コベルコスティーラーズは開始早々にPGから先制、すぐに再びPGで加点すると、攻撃力の高さを見せた。一方のジュビロは、先制されても動揺することなくプレーを継続する。試合後の会見で清宮監督が話したように、「運がヤマハに向いていた」「流れはヤマハにありました」というのは、敗者の強がりではない。ただ、それでも勝てなかった。

勝敗を分けたポイントを清宮監督は語る。

「勝負所は、最後の15分くらい、ヤマハが中盤でペナルティをしたシーン。神戸は打ち手がなくて、あのまま出口のないアタックを続ける感じだったんですけど、ヤマハの選手ひとりがペナルティをしてしまった。素晴らしいディフェンスをしているなかで、ああいう規律のないプレーをひとりがしたということで、ゲームがまあ、神戸の方にいってしまいました。あのプレーが一番悔やまれますね、今日は。素晴らしいヤマハのディフェンスが機能していた中でのペナルティ、そこが一番です」

特定のプレー、特定の選手に敗因を求めた。

リードした状態での自陣ゴール前でのペナルティ。強豪とのゲーム、勝負を分けるポイントでのプレー精度に言及したかったのかもしれないが、名前こそ挙げてはいないが、「特定の選手のせいで負けた」ととられてもおかしくない発言だった。

ただ、シーズンを通して、この試合でも、「こだわってきた部分は出せた」と、満足していることを伺わせる発言はあった。
ゲームキャプテンを務めた矢富も、満足感を口にしつつ、リーグも日本選手権もあと一歩のところで逃したことを悔しがる。「あと一歩が何なのか、しっかり考えて、また一生懸命やっていかなアカンなと思います」と、来季の優勝を見据えたコメントを残した。
「一生懸命やっていかなアカン」
「(清宮監督が指摘した)ディシプリンの部分はさらに突き詰めていかないと」

来シーズンはジュビロの風が吹くか。
勝ったコベルコスティーラーズ。

苑田ヘッドコーチ
「最後まであきらめずに攻撃したことが勝利につながった」



バイスキャプテン伊藤
「リーグで対戦したときの反省を生かした」

逆転トライの場面を聞かれた伊藤は、「オールドスタイルで。たまにはああいうラグビーもいいかなと(笑)。ヤマハもスクラムに自信持ってるし、(スクラムでも)いけなくはなかったと思うんですけど、先にモール組んだ方が、ラインアウトからのモールには手応えを持っていたんで、だったらあのエリアならその場で組んだ方が、ということです」と、笑いを誘いつつ解説した。

天覧試合での逆転トライについては、「ラッキーですね。少しは持ってましたね」と、感想を述べた。


*****

後半、曽我部からのキックパスをあと一歩のところで届かず、トライを逃した徐。決めていれば勝敗も変わっていただろうと悔やむ。曽我部がああいうプレーを常に狙っているのはわかっていたというが、「ぶっちゃけ、言い訳がましいですけど太陽とちょうど重なって……」と、囲んだ記者たちに率直な感想と状況を説明した。

ただ、リードをしている時間帯、ボールが継続し、全員が楽しんでいるようにも見えた。徐は、否定しない。

「そうですね、フラストレーションは溜まらない、結構展開も多く、やっている方は楽しかったですね。(相手も)ガチンコでバンバン来てくれたので。スクラムで優位には立てなかったですけど、それ以外でもブレイクダウンだったり、タックルだったり、神戸もヤマハも良いレベルで、高いレベルでの試合を見せれたのではないかなと思っています」

これでジュビロの一員としてのシーズンは終了したが、日本代表の発表も近い。

「いやぁ、ドキドキしますね(笑)。(選ばれるかどうかは)わからないですね。エディーさんの望むようなプレーができたのかはわからないですけど、呼んでもらったらヤマハの代表として行きますので、恥ずかしくないようなプレーと姿勢を見せられたらいいなと思います」

期待と不安、意欲を見せた。


トップ4にわずかに届かず、シーズンを終えたジュビロ。その悔しさと、「足りないもの」への意識は高い。

田中渉太は、試合後の五郎丸の姿を見て気持ちを新たにしたという。

「今まで、長い間一緒にいるんですけど、あんなに悔しそうな顔初めてみました。あの人のためにも、次はもっと本気で日本一を狙いにいかないとダメだと思いました」

コベルコスティーラーズの苑田ヘッドコーチは次の試合、さらには決勝戦を見据えて、「忘れ物をとりにいく」と、日本一への意欲を表現した。

ジュビロは、トップリーグ2ndステージのサンゴリアス戦、このコベルコスティーラーズ戦で奪えなかったものを目指して、挑戦が始まる。

失ったものを探す、それぞれの旅はつづく。

(尾)


【提供】
 ラグカフェ編集部の取材メモ
 http://amba.to/1fskPht
  • サポーター募集中
  • サポーター募集中
  • サポーター募集中
  • サポーター募集中