観戦記

投稿者

Masahide Aizawa

2015年02月13日 23:00KO プリンシパリティ・スタジアム レフリー
ウェールズ VS スコットランド 天気
グラウンド状態 良い
前半 後半 得点 前半 後半 観客 満員!!!
1 2 T 1 1 投稿者が選んだマンオブザマッチ
1 2 G 1 1 チーム名
1 1 PG 2 1 ウェールズ
DG 10 選手名
10 17 13 10 ロバーツ
27 合計 23

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開始6分、ショートパントをハーフウェイライン付近に上げたウェールズ。競り合いでこぼれたボールがウェールズSHの手に入り、そのまま50m走り切る。ラッキーなトライでウェールズが先制。

13分、スコットランドがボールを左右に散らしながら前進。観ていて美しく見事な連続攻撃が続く。フェイズを20以上重ねる。最後はキックパスで、WTBシーモアがインゴールでボールを捕らえ、右隅にトライ。この難しいキックをレイドローが決めて7対7と同点。

30分、レイドローPG決めて10対7。
34分、ダン・ビガーPG決め返し、10対10と同点。
40分、レイドローPG決めて13対10として前半終了。
前半を見ていて、最も唸ったのはスコットランド14番シーモアのハイボールのキャッチングの巧さ。感動的ですらある。

後半6分、ダン・ビガーPG決めて13対13と同点に追いつく。
後半14分、レイドローPG決めて16対13とリード。
後半17分、ウェールズ陣22mライン付近でウェールズがターンオーバー。左ラインをWTBが独走するが、スコットランドCTBテイラーが逆サイドから懸命に追いかけ、Gライン直前で決死のタックルでトライを許さず。このテイラーの走りは見事の一語に尽きる。けして最後まで諦めてはいけないという見本のような力走だった。

後半20分、ウェールズはスコットランドG前に攻め込むが、スコットランドが懸命のディフェンスでゴールを割らせない。ここがワールドクラスの試合の醍醐味。
オフサイドのペナルティをもらってもウェールズは狙わずスクラム選択。最後は12番ロバーツが飛び込みトライ。ゴールも決めて20対16と逆転。

後半30分、ウェールズWTBノースがステップとスピードでラインブレイク。タックルを交わし、一気にゴールラインまで走り切り試合を決めるトライで27対16。
このトライにより11点差になったところで試合の趨勢は決まった。

この後、終了間際スコットランドも1トライを返すが、残り時間がなく、27対23でウェールズが凌ぎ切り、初勝利を挙げて優勝戦線に踏みとどまった。

ウェールズは、この後のイングランド戦、フランス戦が今回のシックスネーショズの覇権を賭けた戦いになる。
一方のスコットランドは良い試合をしながらも、またや最後の詰めが甘くこれで2連敗となり、優勝戦線から脱落。
六カ国の中で最も新しいスタープレーヤの出現が望まれているのがスコットランドではないだろうか。

遥か昔の伝説のFBギャビン・ヘイスティングスとか、名前が出てこないがハーフ団とかのような選手が出て来ないと、今後も厳しい戦いが続きそうだ。

さて、このスコットランドが6月に来日してジャパンと戦うわけだが、ジャパンがWCの強さを維持すれば勝機は充分にある。この二試合のスコットランドを見た限りでは、WC完敗の原因は日程的な厳しさだったように思える。

ジェイミー・ジョセフHCの初陣となるこの試合。
本当にエデイーと同じような手腕を発揮できるのか、興味深い。心配なのは、彼とニュージャパン候補の選手たちが、いまだにコミュニケーションを取れていないことだ。

その間、サンウルブズの試合がいくつかあり、ジャパンとしてみれば模擬練習試合になるので、サンウルブズのマーク・ハメットHCからしっかり情報収集し互いにコミュニケーションを取り合い、万全の態勢で臨んでほしい。

万が一、スコットランド戦で惨敗するようなことがあれば、現在の過剰なまでのラグビー人気に一気に冷や水を浴びせることになる。熱しやすく冷めやすい日本のスポーツマスコミ、或いは日本のスポーツファンの特性から、今のラグビー熱が急速に冷え込む恐れもある。そのあたりが少し気がかりだ。

シックスネーションズに話を戻せば、翌日の試合はイングランドが40対9でイタリアに完勝。それまでの5試合が全て1トライ1ゴールでひっくり返る接戦や引き分けだったことを思うと、イングランドは完全に復活した。

私の予想ではこのままイングランドが突っ走り、全勝優勝を飾る気がする。それにしても数週間で、エディーがイングランドの息を吹き返すことができたのは何故だろう? エディーマジックとでもいうしかない。

それを思うと、エディーに指導されたのは、まさにジャパンにとって天からの贈り物だったのではないかという気がする。そして、その厳しい指導、練習に食らいつき、WC三勝という歴史的快挙を成し遂げた選手たちには、あらためて頭の下がる思いだ。

話は全く変わるが、ウェールズのSOダン・ビガーのPGを蹴るときのルーティンは見ていて面白い。
体を左右にくねらせ、まるで赤ん坊がいやいやをしているようだ。
五郎丸の厳かなお祈りポーズとは対照的で、つい笑ってしまう。
見たことのない方は、是非一度ご覧になってみてください。
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